松井農園ヒストリー

松井農園ヒストリー

松井農園ヒストリー

農業を前身に一世紀、数々のオリジナル品種を開発

私たち松井農園は、百年以上前から、農業を生業としてきました。
明治期の先祖である松井寅蔵は、自己の体験をもとに『農作物改良年々筆記』『耕作日誌』を書き残しました。施肥の方法から病害虫の駆除、畝の仕立て方や栽培方法など、独自の考察を重ね、自ら拓いた理想への道程を感じることができます。

彼の孫である松井帰一は、寅蔵の精神を受け継ぎ、昭和27年に「松井農園」を創業。以後、今日まで「マツイオリジナル」の、すいかとメロンの優良品種育成に尽力してきました。
オリジナル品種が数々のコンクールで受賞されるなど、その品質は皆様に高く評価されております。


消費者に伝わっていない、すいかやメロンの「魅力」

現在、すいかやメロンの生産量や消費量は、年々下がっています。その背景にあるのは、すいかやメロンに対する消費者の不満、不安の声です。
「当たり外れが多い」「嫌いじゃないけど、買ってまで食べない」「メロンは食べ頃が分からない」……

長らく青果流通は、生産者側の意向が強く先行し、「食べる人」の視点を欠いてしまっていました。そのため、すいかやメロンの魅力が、消費者にきちんと伝わっていないのです。
さらにはバナナやキウイなど、価格が安く当たり外れのない果物が増えたことで、すいかやメロンに対する消費者の関心が薄れてしまったという現状があります。
だからこそ、品質はもちろん、最近の消費トレンドに応じたサイズ、量、価格帯にまでこだわった品種開発が求められています。

メロン


「食べたくなる」「選ばれる」品種開発を目指して

今、私たちにできるのは「消費を呼び戻すための品種改良」すなわち「『食べたくなる』すいかやメロンを作ること」。
「食べたくなる」品種とは、食べて美味しいことはもちろん、消費者の購買意欲をかきたてるための、売り方にまで配慮したものです。

私たちは、長年の研究の中で蓄えてきた、様々な遺伝資源を活用し、タネの段階から「売り場」「売り方」を見据えた品種、すなわち、売り場でアピールできる、消費者に選ばれる品種の開発を推し進めてゆきます。

そして、一歩でも消費者と生産者との距離が縮まり、すいかとメロンがもっと身近な果物になることが、松井農園の目標であり、永遠のテーマでもあります。

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